荒縄工房について

 あんぷらぐど(荒縄工房)です。
 このサイトでは、私の執筆してきたSM小説の世界をご紹介しています。
 画像、動画はありませんので、あしからず。


 荒縄工房は、あんぷらぐど名義で発表している作品を、無料のSM小説ブログ「荒縄工房」で連載し、まとまった作品をDLSiteなどで販売することを目的に誕生した同人です。

 扱っているのは、異常性愛の恋愛小説、いわゆる「SM小説」です。官能小説として位置づけられていますが、荒縄工房では官能性よりも、せつなさ、残酷さ、無惨さ、悲惨さなどを大切にしています。このため、当然に18歳未満の方はお読みいただくことはできませんし、大人だからといって、だれにでもお楽しみいただける内容でもありません。場合によっては気分を悪くされることもあるでしょう。そのため、ブログでは「~あまりに危険な妄想的SM小説の創作~」とし、「ご注意!気分が悪くなる描写があります」と警告文を入れています。

なぜ荒縄なのか?

 荒縄とは、わらで編んだ縄ことです。
 私の原風景的なSM世界では、荒縄で縛られる女性がまずあるのです。ロープではなく、縄。しかも荒縄。
 荒縄工房という名にした理由は、それだけではありません。
 あんぷらぐどの作品を発表していく場として、また、独自のSM小説の世界を表現していくにあたって、ブログやサイトのレーベルとして「荒縄工房」としたのは、「荒々しさ」を連想させること、プリミティブな世界を連想させること、それでいてシンプルな印象もあるという点で、あえて「荒縄」としました。
 歌舞伎では「荒事」という演目があります。それは単に「荒武者」を描くというだけではなく、そこには子ども心を持った、ピュアで豪快な表現が含まれていると言われています。「荒縄」の「荒」には、力強さ、パッションが感じられます。
 ピュアであること、プリミティブであることは、いまの時代に逆行するようなことかもしれませんが、SM小説の世界で思い切り飛躍したファンタジーを描くとなると、リアリティの追求だけでは足りないと感じています。子どものように、素直に、パワフルに、表現していければという願いもこめられています。
 また、荒縄に「工房」とつけたのは、この場所が、縄をなう、または荒縄でわらじをつくるようなイメージで制作していきたいと思っているからです。
 気の遠くなるような、たっぷりと時間を費やす作業をあえてやっていくことでしか得られない世界があるのではないでしょうか。機械的でコピーペースト的で最先端なイメージではなく、一人の人間がコツコツと、なにかを編み上げていくような世界。職人の世界といってもいいですが、そういうマニュファクチャーというか、手工業的なものへの憧憬があります。
 荒縄工房から送り出す作品は、すべて手作りで、一点一点に時間をじっくりかけていこうと考えています。

あんぷらぐどについて

 あんぷらぐどは、ペンネームです。
 はるか昔、「仲ゆうじ」名でSM小説をいくつか、SM雑誌に掲載させていただいていた時期があります。
 その後、作家活動は休止し、編集などの仕事に携わってきました。

 そのうちに、作品を発表する場が少なくなっていきましたので、書いてはいましたが、世には出さない時期が続きました。

 インターネットが普及したこと、18禁のブログが普及したことによって、いくつかのペンネームで、作品を発表しました。
 たとえば、現在刊行されている『堕ちる』の原型は、「ふにゃふにゃ」というペンネームでブログ形式で連載していました。

 その後、さらに過激な内容を求めて、ペンネームを「あんぷらぐど」とし、掲示板スタイルの小説サイトに投稿していました。
 しかしながら、自分の求める作風と、管理者との間には大きな差があることもわかり、最終的には削除いたしました。

 今般、ブログで掲載し、それを再編集し、加筆修正したものを刊行する、という流れを作ることができましたので、荒縄工房のあんぷらぐどとして、旧作の再編集、書き直し、さらに書き下ろし新作にも取り組んでいます。


●荒縄工房の作品はこちらでダウンロードできます●
DLサイト
DMM
アマゾンKindleストア
※ダウンロードサイトによって、作品数などに違いがあります。ご容赦ください。

 なお、このサイトおよび「荒縄工房」で取り上げている作品はすべて、フィクションであり、実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません。また、特定の団体、宗教、人種、性別などを誹謗中傷する意図はありません。現実の暴力や差別を推奨するものではありません。

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