作品紹介 041 妹は鬼畜系R



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 『妹は鬼畜系R』

目次
妹が来た! 7
管理 36
修業開始 55
羞恥 78
調教 100
外出 111
見世物 124
鍛錬 137
異物 150
アヌス 162
ブタ野郎 176
肛虐 189
映画館 204
名付け 228
拡張 249
タコ踊り 260
仲間 275
フィスト 296
初夜 315
夫婦 337
拷問ナイト 369
バカ夫婦 389
ケイ様の回診 407
リハビリ 441
奴隷牧場 461
トーメンター認定試験 498
連続処刑 549
奥付 599

124361文字
400字311枚





SM小説。あの鬼畜な妹が帰ってきた!

前作「妹は鬼畜系」で、トーメンターのマイア様に心酔したケイ。
新しい「おにいちゃん」を手に入れたケイは、少しずつ「ぼく」を引きずり込み、逃げられない状態へ。
恥ずかしい調教の嵐。
そして、ケイは決意する。「わたし、トーメンターになる!」。

彼女は上級トーメンターになるために「ぼく」を踏み台にしていくのだった……。

27のエピソードに羞恥、エロ、鬼畜、猟奇、SM、残酷、拷問をたっぷり。そしてちょっぴり笑いも。
最終章の「連続処刑」は未公開の書き下ろし部分を含みます。

 

 キーワード
  SM 調教 露出 奴隷 鬼畜 アナル 拷問 義妹。

 初出 ブログ版 ダイジェストのみとなっています。

著者からのメッセージ

小説『妹は鬼畜系R』

 被虐を悦びとする若い男性を主人公にした作品の第二弾です。通常、続編といえば主要な登場人物は変わらないことが多いのですが、もちろん、本作も妹のケイ、その母親、トーチャークラブのマイアといった人物はそのままです。
 ですが、そもそも語り手である「ぼく」が前作『妹は鬼畜系』とは別人になっています。
 ケイとその母親は、シングルファーザーと思春期の息子というターゲットに食い込んで、自分たちの欲望を満たしていく恐ろしい母娘だった、というわけです。
 前作で甘い汁をすべて吸い上げてしまったので、今度は別のターゲットに。
 しかも、ケイは「トーメンターになる!」と明確な目標を据えて、義兄の調教をはじめます。並々ならぬ覚悟と計画性。
 例によって義兄「ぼく」の意思などそっちのけで、ぐいぐいと底なし沼に沈めます。
 奴隷にしてボロボロにしていくだけではありません。ケイのトーメンターとしての試験に必要な、いわばダミー奴隷のような、実験材料的な扱いです。
 野外露出どころか、野外でガンガン責めていきますが、そのときに知り合った女子三人組も巻き込みます。その三人組の中にマゾな女子がいたので、ケイは一挙に夫婦奴隷を調教する立場に。
 これなら念願の上級トーメンターも夢ではありません。上級となったら、マイアと同じステージに立って、拷問依頼に応える資格が得られます。
 というわけで、後半はトンデモな拷問、そして処刑の地獄絵図となっていきます。
 とはいえ、本作はコミカルな作風でもあるので適度にお気楽で笑える場面もあります。
 はたして「ぼく」はどんな目に遭わされるのでしょうか。
 ところで、そもそもこのシリーズは「いつも女性ばかり酷い目に遭わせている」ことを反省し、「男性だって酷い目に遭わせますよ」とはじめたわけです。
 ですが書き手である私は、女性を描くとしても男性から感じ取れる女性になります。長く女性視点の作品を書いてきたこともあって、私の中には荒縄工房作品における、主人公としての女性像みたいなものがしだいに膨らんできていて、なにを書くにもついついその視点や思考を使ってしまいます。
 男性主人公で書いてみて、ケイやその母、マイアといった女性たちのことは「ぜんぜんわからない」ことを前提として組み立てています。
 これまでわかったような気持ちで書いていた対象を、わからない対象として描くわけで、これは実は極めてノーマルな感覚です。
 一方、被虐に浸る男性の意識はどうか。
 これもまた、未知。同じ男でも著者の感覚と「ぼく」の感覚はかなり違い、それは荒縄工房作品に登場してきた女性たちとも違っていきます。
 さまざまな気持ちのミックスは、微妙な配合によって無数の方向性を持っています。つまり、「ぼく」は、これまで登場してきた「私」や「わたし」と同じ部分もあれば、違う部分もある。なおかつ、著者と同じ部分もあれば違う部分もある。
 そんなややこしい状況で執筆していたこともあって、ブログ連載は未完で終っていました。また創作メモではブログ版に書いていないエピソードもいろいろ残していました。
 今回、刊行のために全体を書き直しながら、そうしたいわば「積み残し」部分から、使えるものを拾い上げ、さらに足りないと感じた部分は新たに追加していきました。
 とくに最後の方にある「奴隷牧場、トーメンター認定試験、連続処刑」は、書き直しでまったく新たに追加されたエピソードです。さらに「連続処刑」には、これまでどこにも公開していなかったエピソードを追加して完成させました。
 拷問部分は、類型化されやすいのですが、今回はコミカルな作品ということもあって、またケイの試験という意味もあるので、ケイならではのオリジナリティの高い拷問や処刑を取り入れるようにしています。
 そのあたりも含めて、お楽しみいただければうれしいです。
 なお、『妹は鬼畜系』のイメージは「系」と「ケイ」から「K」ですが、今回は「R」です。リターン、リベンジ、リローデッドなどなど、REではじまる英単語のイメージとなっています。

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 なお、ここで取り上げている作品はすべて、フィクションであり、実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません。また、特定の団体、宗教、人種、性別などを誹謗中傷する意図はありません。

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